こんにちは、Rei(@Rei_Grand)です。
あなたは「Googleアドセンス狩り」という言葉、ご存知でしょうか。
アドセンス狩りとは、不正クリックを利用して、アドセンスアカウントを停止に追い込む嫌がらせ行為です。
Twitterで「アドセンス合格しました。」とツイートするブログ初心者がターゲットにされやすいです。
「自分もツイートしたけど何もなかった」という方も実際「いつターゲットにされるか」分かりません。
今回はそんなアドセンス狩りに対して有効なプラグイン
「AdSense Invalid Click Protector」をご紹介します。
今のうちに対策する事で無駄な心配をなくしましょう。
この記事で分かること
- アドセンス狩りとは
- アドセンス狩りをする理由
- アドセンス狩り対策プラグイン「AdSense Invalid Click Protector」の使い方
- アドセンス広告の貼り方が劇的に変わる方法(コピペOK)
目次
アドセンス狩りとは
アドセンス狩りとは、広告を作為的に何度も表示またはクリックして、アドセンスアカウントを停止に追い込む行為です。
Googleアドセンスのプログラムポリシーには無効なクリックと表示(インプレッション)について、このように書かれています。
Google 広告のクリックは、ユーザーの純粋な興味で行われる必要があります。Google 広告を作為的にクリックまたは表示する行為は固く禁止されています。禁止されている行為には、反復的な手動のクリックや表示、クリックや表示を自動生成するツールの使用、ロボットや不正なソフトウェアの使用などがありますが、これらに限定されません。サイト運営者様がご自身のサイトに表示される広告をクリックする行為は、どのような理由があっても認められません。
引用元:Adsenseヘルプ
これはあなた以外が行ったとしても同じなのです。
アドセンス狩りは、この禁止行為を広告停止になるまで繰り返すという悪質なものです。
アドセンス狩りが起こる原因
アドセンス狩りをするのに特別な理由はありませんが、以下のような理由だと考えられます。
・人を困らせてストレス解消
・自分より先に合格した等の勝手な恨み
・ライバルになりえるサイトを蹴落としたい
こういった下らない理由で、アカウントを30日間も停止させられ収益がゼロになるという例は、実際のところかなり多いです。
単にストレス解消として、ブログ初心者を狙う例もありますので、PV数が少ないからといって油断はできません。
アドセンス狩り対策プラグインを導入しよう
WordPressプラグイン「AdSense Invalid Click Protector」はそういった被害からあなたを守ってくれます。
このプラグインを使用することにより、広告の不正クリックを防ぐことが可能になります。
さらに本記事では不正クリック対策を施しつつ、広告を狙った位置に配置する手段についても解説します。
AdSense Invalid Click Protector の特徴
AdSense Invalid Click Protector(略称AICP)は、インストール&設定するだけで、不正クリックを防ぎ、さらに履歴までとってくれるWordPressプラグインです。
AICPの主な効果は以下です。
AICPの効果
- 数時間以内に、何回もクリックしたユーザーをブロック
- ブロックしたユーザーはアクセス不可に
- ブロックしたユーザーの情報が分かる
- ブロック回数をカウントしてくれる
- 過去にブロックした履歴が見られる
このような効果が得られますので、是非適切に設定し、被害を未然に防ぎましょう。
では、インストール方法から見ていきます。
AdSense Invalid Click Protectorのインストール方法と有効化
WordPress管理画面から「プラグイン」⇒「新規追加」をクリックします。
右側の検索窓に「AdSense Invalid Click Protector」と入力し、表示されたら「今すぐインストール」、インストールが終わったら「有効化」ボタンをクリックします。

インストールと有効化が完了したら、次へ進みましょう。
AdSense Invalid Click Protectorの設定方法
WordPress管理画面の左メニューに「AdSense Invalid Click Protector」が追加されているので選択します。
※設定画面へは「プラグイン」⇒「インストール済みプラグイン」から「AdSense Invalid Click Protector」を探して「Settings」を押しても同じように設定画面が開きます。

さっそく設定していきましょう。
言語は英語ですが、日本語で補足いたします。
General Settings(一般設定)
General Settings(一般設定)を設定していきます。
設定項目は下記の画像のようになっているので、ご自身でカスタマイズしてみて下さい。

Change the AdSense Invalid Click Protector Settings
- Set the Ad Click Limit(広告クリック上限/回数)
- Click Counter Cooke Expiration Time(広告クリック間隔/時間)
- Set the Visitor Ban Duration(訪問禁止期間を設定)
私は、5時間以内に5回クリックで7日間ブロックするように設定しています。
デフォルトでもOKですが、あまり厳密だと通常の訪問者もブロックされかねないので注意してください。
その他の設定は、特に不要です。
特定の国からのアクセスを制限したい場合は、ご自由に設定ください。(例:Japan)
AdSense Invalid Click Protectorの使い方
設定は完了しましたが、実際に使うには、実際のGoogleアドセンス広告ユニットと組み合わせる必要があります。
Googleアドセンスにて手動で作成した広告ユニットに、AICPを被せて使うイメージです。
通常は「function.php」というWebページの要とも言えるファイルを触る必要があります。
ですが、少しでも間違えるとサイトが真っ白になるので、この方法はおすすめできません。
代わりに以下の方法で解決します。
広告ユニットをショートコード化する手順
- WordPressプラグイン「Code Snippets」をインストール&有効化
- 「Code Snippets」で個別phpファイルを作成(コピペOK)
- Googleアドセンスから広告ユニットを取得
- 広告ユニットを貼り付けてショートコード化する
- ショートコードを記事内やウィジェットに入力して広告を表示
ショートコード化することで、広告を狙った位置に、手軽に配置できるというメリットがあります。
ちなみに自動広告ではこの恩恵を受けられません。なので手動で広告ユニットを作成します。
では順を追って解説します。
「Code Snippets」をインストール&有効化
例のごとく、WordPressプラグインストアからインストールしていきます。
WordPress管理画面から「プラグイン」⇒「新規追加」をクリックします。
右側の検索窓に「AdSense Invalid Click Protector」と入力し、表示されたら「今すぐインストール」、インストールが終わったら「有効化」ボタンをクリックします。

有効化が完了したら、個別phpを新規作成します。
「Code Snippets」で個別phpファイルを新規作成
WordPress管理画面の左メニューに「Code Snippets」が追加されているので選択します。
作成の手順は以下の通りです。
作成手順
- メニューから「Add New」を選択
- Snippet名に「GoogleAdsense」と入力(※名前は自由)
- 雛形コードを貼り付ける
その中から「Add New」選択します。
次にSnippet名を入れ、Codeをコピペします。

コピペするコードは以下です。
function ad01Func() {
if( aicp_can_see_ads() ) {
$adCode = '
<div class="aicp">
>>ここに広告ユニットを貼り付ける<<
</div>';
return $adCode;
} else {
return '<div class="error">広告の表示がブロックされています。</div>';
}
}
add_shortcode('ad01', 'ad01Func');
まだ完成していないので、Googleアドセンスから広告ユニットを取得しましょう。
Googleアドセンスから広告ユニットを取得
ここでは新規作成して取得する方法と既存の広告から取得する方法の両方を解説します。
まず、Googleアドセンスにアクセスしましょう。
※ユーザーごとにURLが違いますので、ご自身の合格メールからアクセスして下さい。
ここでは、例として記事内広告ユニットを取得します。(※ディスプレイ広告でもOKです)
既存の広告ユニットを取得
既存の広告ユニットを取得
- メニューから広告⇒サマリーを選択
- 「広告ユニットごと」のタブを選択
- 既存の広告ユニットの「<>(コード)」マークをクリック

新しい広告ユニットを取得
新しい広告ユニットを取得
- 「新しい広告ユニットの作成」から「記事内広告」を選択
- 「広告ユニット名」を入力(「サイト名_記事内広告」等でOK)
- 「保存してコードを取得」をクリック
※ディスプレイ広告でもOK

広告ユニットを取得(広告コードをコピー)
どちらかの操作をすると、以下のような画面になったかと思いますので、「コードをコピー」ボタンで取得します。

広告コードを貼り付けてショートコード化する
さきほど、取得した広告コードをphpファイルの「>>ここに広告ユニットを貼り付ける<<」の部分に上書きして、貼り付けましょう。
<div class="aicp">広告コード</div>となっていればOKです。
「Save Changes and Activate」ボタンをクリックして保存&有効化します。

※広告を許可されていないサイトだと、ここでエラーになると思います。Code Snippetsはこうした不具合のあるphpコードを自動的に無効化してくれる便利なプラグインです。
これでクリック対策が施された、広告ショートコードが完成したので、設置していきましょう。
ショートコードを記事内やウィジェットに入力して広告を表示
ショートコードは、先程作成したのphpファイルの最下行
「add_shortcode('ad01', 'ad01Func');」の「ad01」という部分です。
使う際は[ ]で囲みます。
※ここで注意したいのは、広告はページプレビューでは表示されないという事です。なので、既に公開済みの記事で検証していきましょう。
クラシックエディターでも、ブロックエディタの段落やクラシックブロックでもいいので、さきほどショートコードを貼り付けて記事を更新または公開します。

これは、一番最初のH2タグの上に挿入した例です。
こうして狙った位置に表示することができます。外観⇒ウィジェットでも同じ事が可能です。
※一つの広告ユニットに対して、一つのショートコード(phpコード)を割り当てれば複数対応できます。
その場合、「ad01Func」「ad01」の部分を「ad02Func」「ad02」等に名前を変更してください。
違反ユーザーの確認
設定したクリック対策に違反したユーザーの確認は、ダッシュボードまたは、AICPの設定画面で分かります。
見られる情報は以下の通りです。
・IP Address(IPアドレス)
・Click Count(クリック回数)
・Timestamp(違反した日時)
ダッシュボードではブロックしたユーザー数が見られます。

まとめ:AdSense Invalid Click Protectorで身を守ろう
「自分は大丈夫」と油断していると、いつの間にかアドセンス狩りの被害にあうかもしれません。
このプラグインは簡単に対策でき、しかも無料です。活用しない手はありません。
しっかりと設定し、被害を未然に防ぎましょう。